スポーツ医とは

 スポーツ医は、スポーツが好きで、スポーツをする方々の気持ちを理解し、そのサポートをすることに喜びを持って、スポーツ外傷・障害の治療、予防、競技力向上などに医学的な面から取り組んでいる医師です。
 現在、日本には3つのスポーツ医制度(日本整形外科学会認定スポーツ医、日本医師会認定健康スポーツ医、日本体育協会公認スポーツドクター)がありますが、いずれもスポーツを安全かつ効果的に行うため診断・治療・予防を含めた総合的な医学的サポートを行う目的でつくられたものです。
 特に、日本整形外科学会認定スポーツ医は、「整形外科が運動器官の外傷を含む諸疾患を主要な診療対象としているところから、スポーツ障害の予防や診療を担当するに最もふさわしく、それに尽力すべき責務をもつと考えられる」ために設置されたものです。
 スポーツ医には、整形外科医以外に、内科、眼科、耳鼻科、脳外科など各専門科の医師がいます。スポーツ医であれば、どの科の医師に診てもらっても良いというわけではなく、傷病に応じて正しく医師を選択しなければなりません。脊椎(せぼね)や四肢の疾患の場合は、整形外科医を受診するようにしましょう。