整形外科のテーマソング

剛整形外科クリニック 新渡戸 剛 2010年7月23日

整形外科のテーマソング

 整形外科医の間では、昔から会合などで、よく皆で歌う歌が有ります。いわば「整形外科のテーマソング」みたいなものです。たとえば文末にあげた歌などが代表的なものです。各地で違います。面白いものです。いずれにしろすべて「骨と関節の歌」です。

整形外科ってなに?

 日常診療してると、患者さんからも良く聞かれるし、町で自己紹介しても聞かれます。ほとんどが美容整形と勘違い。骨折、捻挫は接骨院や整骨院が専門の医者と勘違いされます。さらには切った張ったの血が出るケガは外科だと思い込みされてます。
 「そんなのは全部、整形外科が専門なんだよ」と言っても、すぐに他の方々から質問されます。整形外科医になって36年。一生懸命整形外科の普及に努めてますが、街中での整形外科の認知度はほとんど変化ナシで悲しいばかりです。

今後「整形外科」は「運動器科」になる?

 どうしてなんでしょう。答えは簡単です。「整形外科」という名称が悪いのかも知れません。熟語としては立派な言葉なのですが、一般向けには誤解されやすい言葉ですね。美容整形、整骨院などと区別しづらいです。昔に偉い先生がこの名称を決めたのですが、現在まで認知されないのであれば、専門家の間では「整形外科」という名称を残して、一般向けには「骨(ほね)」、「関節」、「筋肉」などの入った名称を新設すれば、理解されやすいかもしれません。
 ちなみに現在「運動器リハビリテーション学会」の名称変更が検討されているとのことで、どうも「日本運動器科学会」となるようです。「整形外科」は、今後は「運動器科」になるかもしれませんね。