痛風発作
痛風は高尿酸血症が基礎病態にあり、血漿中で過飽和となった尿酸塩が結晶となり、関節、関節周囲や皮下組織に沈着して発症します。
痛風発作は突然出現し、局所の激痛と腫脹・発赤・熱感が伴い、母趾のMTP関節に好発します。疼痛は2,3日強く、1~2週間で自然にあるいは治療の結果消失します。発作を繰り返して、長期簡にわたり尿酸塩の結晶が組織内に蓄積されると、腫瘤が形成され、痛風結節となります。
痛風発作に対する治療はコルヒチンや消炎鎮痛剤の投与が行なわれます。
注意を要するのは、尿酸調節剤を発作中に投与し尿酸値を下げると、発作が悪化したり遷延化する事があるので、尿酸調節剤の投与は発作が沈静化してから開始します。